「よし、今年こそ手帳を使いこなすぞ!」
そう意気込んで新しい手帳を開いたものの、最初の数ページで何を書けばいいか手が止まってしまう…。そんな経験はありませんか?
手帳は、ただのスケジュール帳ではありません。日々の小さな気づきから、何年も先の大きな夢まで、自分だけの物語を紡ぎ、未来を創造するための最高のパートナーです。
今回は、そんな手帳との関係をもっと深く、もっと楽しくするための「書くことリスト」を、頻度別にご紹介します。これを読めば、あなたもきっとペンを走らせたくなるはず。さあ、自分をアップデートする魔法の習慣を始めましょう!
1. 【毎日】今日の私を彩る、小さな習慣
目的: 慌ただしい日々の中でも「今日の自分」をしっかり捕まえる時間。心と体の声を聴き、小さな成長に気づくためのウォーミングアップです。
- 今日のToDoリスト: ただの「やることリスト」じゃもったいない!「緊急かつ重要」なAタスク、「重要だけど急がない」Bタスクなど、優先順位をつけてゲーム感覚でこなしましょう。完了したタスクにチェックを入れる瞬間は、小さな勝利の証です。
- 今日のスケジュール: 時間軸で予定を書き出すと、移動や準備といった「見えない時間」も可視化できます。
- 3行日記: 寝る前のたった3分で、今日という一日が特別なものに変わります。
- 一番嬉しかったことは?
- 新しい発見や学びは?
- 次はこうしてみたい!と思ったことは?
- 心と体のログ: 睡眠時間や起床時の気分、簡単な食事メモなど。自分のご機嫌のパターンが分かれば、セルフケアも上手になります。
- 今日の感謝リスト: 「美味しいコーヒーを淹れられた」「電車で座れた」など、些細な「ありがとう」の種を見つけるだけで、心がふんわり温かくなります。
2. 【毎週】未来へのコンパスを合わせる、週末の作戦会議
目的: 走り抜けた一週間を優しく振り返り、次の一週間という名の冒険の準備をする時間。
- 週末の振り返り会(KPT法): 一人でじっくり、またはカフェで好きなドリンクを片手に。
- Keep: 良かったこと、続けたい習慣は?
- Problem: ちょっと困ったこと、課題は?
- Try: じゃあ、来週はどうしてみる?
- 来週の計画づくり: 重要なアポや締め切りを書き出し、仕事とプライベートのバランスを考えながら、大まかなタスクを割り振ります。
- 今週のハイライト: 最高に輝いた瞬間と、ちょっぴりヘコんだ出来事をメモ。どちらもあなたを成長させてくれた大切な経験です。
- 心の栄養リスト: 来週読みたい本、観たい映画、会いたい人。仕事のタスクだけでなく、「楽しみな予定」を書き込むのが、ご機嫌な一週間を過ごすコツです。
3. 【毎月】大きな流れを掴む、自分メンテナンスデー
目的: 木を見るだけでなく森を見るように、少し高い視点から自分を眺めて、軌道修正や目標の再確認をする大切な日。
- 月の目標レビュー: 年初に立てた大きな目標に対して、どれくらい近づけている?今月の目標の達成度は?焦らず、自分のペースを確認しましょう。
- 家計のチェック: 「お金の健康診断」をする日。収支を見直し、来月の予算を立てることで、漠然とした不安が安心に変わります。
- 心と体の定点観測: 運動習慣は定着した?ストレスは溜まってない?自分の心と体に「最近どう?」と話しかけてあげましょう。
- インプット/アウトプットの棚卸し: 読んだ本、学んだスキルなどを書き出し、自分の成長を実感。次の自己投資計画を立てるのも楽しい時間です。
- 人間関係のメンテナンス: 最近連絡を取れていない大切な人はいませんか?誕生日や記念日をチェックして、想いを伝えるきっかけに。
4. 【毎年】一年を宝物に変える、年末のセレモニー
目的: 過ぎ去った365日をただの過去にせず、未来への力に変えるための、年に一度の特別な儀式。
- 一年の総括: 年初に立てた目標を一つひとつ振り返り。「できたこと」「できなかったこと」の先に、「なぜそうなったのか」という学びがあります。
- 今年のハイライトTOP10: 最高の思い出をランキング形式で!写真を見返しながら書くと、楽しさが倍増します。
- 今年の漢字一文字: あなたの2024年を、漢字一文字で表すとしたら?その文字を選んだ理由を考えると、一年の本質が見えてきます。
- 来年の目標設定: 仕事、健康、学び、人間関係…カテゴリー別に、ワクワクする未来を具体的に描きましょう。「こうなったら最高!」を詰め込んで。
- やりたいことリスト100の更新: 叶った夢に花マルをつけ、新しい夢を書き加える。あなたの夢の地図を、毎年アップデートしていきましょう。
5. 【数年ごと】人生の景色を変える、長期的な航海図
目的: 人生という名の船が、どこへ向かっているのかを確かめる時間。3年、5年、10年という大きな節目で、自分の価値観と向き合います。
- ライフプランニング: 5年後、10年後の自分を想像してみましょう。どんな場所で、誰と、どんな風に笑っていたい?
- 価値観リストの見直し: 今、あなたが人生で最も大切にしていることは何ですか?数年前と比べて変化はあるでしょうか。
- 自分史の更新: これまでの人生のターニングポイントを振り返り、そこから得た教訓をまとめることで、自分の成長パターンや強みが明確になります。
- バケットリスト(死ぬまでにやりたいこと)の更新: 人生の最後に後悔しないために、本当にやりたいことは何か。壮大な夢をリストアップしてみましょう。
6. 【最初に】いつでも帰れる、私の「土台」となる言葉たち
目的: 手帳を開くたびに目にすることで、自分らしさを取り戻し、進むべき方向を示してくれる「お守り」のようなページ。手帳の最初のページに書くのがおすすめです。
- 座右の銘・人生のモットー: 迷った時に立ち返る、あなただけの北極星。
- 自分の強み・好きなところリスト: 自信をなくした時に、そっと読み返したい魔法の言葉たち。
- 緊急連絡先・もしも情報: あなたを守るための大切な情報(※管理には十分注意してください)。
- 人生のビジョン: あなたが人生をかけて成し遂げたい、根源的な夢。
- 「好き」を集めた宝箱: 好きな食べ物、場所、音楽、本…元気がない時の特効薬になるリストです。
最後に:あなただけの手帳を育てよう
これらのリストは、あくまで一つのヒントに過ぎません。大切なのは、完璧にこなすことではなく、書くことを楽しみ、自分自身と対話する時間を持つことです。
さあ、忙しくて書けない日があっても大丈夫。ペンを取って、あなただけの物語を描き始めましょう。手帳はきっと、あなたの最高の相棒になってくれるはずです。