そのA6手帳、眠らせてない?「小さくて書きにくい…」を「最高!」に変える活用術

「わ、可愛い!」
雑貨屋さんや文具店で、心ときめくデザインのA6手帳に一目惚れ。
「今年こそ手帳を使いこなすぞ!」と意気込んでみたものの…

「あれ…?なんだか小さいな…」
「今日の出来事を書こうとしたけど、2〜3行でスペースがなくなっちゃう!」
「予定を書き込んだら、ぎゅうぎゅうで読みにくい…」

なんてこと、ありませんか?

そう、A6手帳あるあるですよね。わかります。可愛いけれど、いざメインで使おうとすると、その小ささがネックになって、いつの間にか机の引き出しに眠らせてしまう…。

でも、もしその「小ささ」こそが、A6手帳を最強のパートナーにする”魔法”だとしたら…?

こんにちは!手帳を愛してやまない手帳活用アドバイザーです。
今日は、多くの人が挫折しがちなA6手帳を、あなただけのかけがえのない一冊に変える、専門家も納得の具体的な使い方をたっぷりご紹介します!

この記事を読み終わる頃には、きっとあなたのA6手帳が愛おしくてたまらなくなりますよ。

目次

「全部書かなきゃ」の呪いを解く、A6手帳の優しさ

まず、一番大切な心構えから。
A6手帳を使いこなす最大のコツは、「完璧を目指さないこと」そして「全部書こうとしないこと」です。

大きな手帳だと「この広いスペースを埋めなきゃ…」という無言のプレッシャーを感じがち。それが、手帳が続かない大きな原因の一つなんです。

でも、A6手帳の物理的な”小ささ”は、「たくさん書かなくていいんだよ」「大切なことだけでいいんだよ」と、私たちに優しく語りかけてくれます。

この「小ささ」を味方につける、とっておきの活用術を5つ見ていきましょう!


活用術1:心のデトックスに。「一行だけの感情日記」

今日の出来事を細かく書く必要はありません。その日、あなたの心を動かした感情を「一言だけ」書き留めてみませんか?

  • 今日の嬉しかったこと: 「先輩に褒められた!明日も頑張れそう!」
  • 今日のモヤモヤ: 「電車の遅延で朝からぐったり…」
  • 今日の感謝: 「友だちが貸してくれた本、最高だった。ありがとう!」

これだけです。
実はこれ、「ジャーナリング(書く瞑想)」と呼ばれる、専門家も推奨するメンタルケアの手法。自分の感情を書き出すことで、頭の中が整理され、ストレスがすーっと軽くなる効果があるんです。

A6手帳の小さなスペースは、この「一行ジャーナリング」にまさにぴったり。寝る前の1分、自分の心と向き合う時間を作ってみてください。

活用術2:自己肯定感が爆上がり!「できたことリスト」

ToDoリスト(やることリスト)は便利ですが、「できなかったこと」が残ると、なんだか自己嫌悪に陥りがち…。

そこでおすすめなのが、逆転の発想!「できたことリスト」です。

  • 「朝、5分早く起きられた」
  • 「苦手な〇〇さんに笑顔で挨拶できた」
  • 「美味しいコーヒーを淹れて、ほっと一息つけた」
  • 「溜まっていたメールを3件返信した」

どんなに些細なことでもOK!むしろ、「当たり前」と思えるような小さなことこそ、たくさん見つけて書いてみてください。

心理学では、小さな成功体験の積み重ねが自己肯定感を育むと言われています。A6手帳の1日分のスペースは、3〜5個の「できたこと」でちょうど良く埋まるはず。見返すたびに「私、けっこう頑張ってるじゃん!」と自分を褒めてあげたくなりますよ。

活用術3:自分だけの”好き”を集める「ときめきログ」

文字で埋めるのが苦手なら、あなたの「好き」で手帳をいっぱいにしてみませんか?

  • 読んだ本のタイトルと一言感想
  • 観た映画の半券をペタリ
  • 美味しかったお菓子のパッケージを切り抜いて
  • お気に入りのカフェのショップカード
  • 一目惚れしたマステやシールを貼るだけの日

A6手帳は、まさに「自分だけのときめきスクラップブック」
自分の「好き」や「心地よい」を意識的に集めることは、自分自身を大切にするセルフケアに繋がります。後から見返したとき、その時感じた幸せな気持ちが蘇ってくる、最高の宝物になりますよ。

活用術4:情報の司令塔に!「持ち歩き専用メモ」

A6手帳最大の武器は、なんといってもその携帯性。小さくて軽いから、どんなバッグにもすっぽり収まります。

この機動力を活かして、「持ち歩き専用の情報収集ハブ」として使ってみましょう。

  • 外出先で思いついたアイデア
  • 人から聞いたおすすめのお店や本の名前
  • 忘れたくないパスワードのヒント(※書き方には注意!)
  • ふと浮かんだブログのネタ

脳は、覚えておかなければいけないことが増えると疲れてしまいます。GTD(Getting Things Done)という有名な仕事術でも、頭の中にあることを全て書き出す「収集」が最初のステップ。

A6手帳を「脳の外付けハードディスク」のように使い、気になったことは何でも書き留める。そして週末に、メインの手帳やスマホのアプリに情報を整理・転記する。この流れを作るだけで、頭が驚くほどスッキリします。

活用術5:”なりたい自分”に近づく「ミニ・ハビットトラッカー」

「運動を習慣にしたい」「毎日10分読書したい」など、”なりたい自分”のための習慣作りにもA6手帳は最適です。

マンスリーページや、ウィークリーページの隅っこを使って、小さな「ハビットトラッカー(習慣記録表)」を作ってみましょう。

  • 項目: 筋トレ、読書、2L飲む
  • やり方: できた日にマーカーで色を塗る、小さなシールを貼る

ここでも「小ささ」がポイント。スペースが限られているから、欲張らずに本当に大切な習慣2〜3個に絞ることができます。行動科学の鉄則は「小さく始めること」。A6手帳は、自然とそれを後押ししてくれるんです。


さあ、あなただけのA6手帳を育てよう!

いかがでしたか?
「小さくて書きにくい」と思っていたA6手帳が、なんだか頼もしい相棒に見えてきませんか?

A6手帳の魅力は、「完璧じゃなくていい、という優しさ」です。

今回ご紹介した5つの方法の中から、まずは「これならできそう!」とピンときたものを一つ、試してみてください。もちろん、曜日や日付を無視したってOK。

あなただけの一冊を育てる楽しさを、ぜひ味わってくださいね。
机の引き出しで眠っているその可愛い手帳が、あなたの毎日を豊かに彩る最高のパートナーになりますように。

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次