世の中には、とっくに経済的自由(いわゆるFIREってやつですね!)を達成しているのに、バリバリ働き続けている人たちがいます。
「え、なんで?お金あるんでしょ?もったいなくない?」
「私なら絶対遊んで暮らすのに…」
そう思う方も多いかもしれません。
今日は、そんな「財を成したのに、なぜか仕事を辞めない人たち」の深層心理に、専門家の視点もちょっぴり交えながら、人気ブロガーばりに(自称ですけどね!)ズバッと切り込んでみたいと思います!
これを知れば、あなたのお金や仕事に対する価値観も、ガラッと変わっちゃうかも?
お金はゴールじゃなかった?!彼らが求める「お金の先にあるもの」
まず大前提として、彼らにとってお金は「目的」ではなく、ある種の「手段」であり「結果」なんですよね。
多くの人は「お金を稼ぐために働く」と考えがちですが、一定以上の資産を築いた人たちは、そのフェーズをクリアしちゃってるんです。
じゃあ、何のために働くの?
理由1:止まらない「自己実現」へのパッション
心理学者のマズローさんが提唱した「欲求5段階説(Wikipedia) 」って聞いたことありますか?
人間の欲求は「生理的欲求」から始まって、最終的には「自己実現の欲求」に向かうというアレです。
- 生理的欲求(食べたい、寝たい)
- 安全の欲求(安心して暮らしたい)
- 社会的欲求(仲間が欲しい、どこかに所属したい)
- 承認欲求(認められたい、尊敬されたい)
- 自己実現の欲求(自分の能力を最大限に活かしたい、理想の自分になりたい)
経済的自由を得た人たちは、1~2はとっくに満たされています。そして、仕事を通じて3や4も満たされてきた経験がある。
だからこそ、その先にある「もっと自分を高めたい!」「自分の力で何かを成し遂げたい!」という、内から湧き出るようなエネルギー(内発的動機付けってやつですね!)が、彼らを突き動かすんです。
「もう十分稼いだから終わり」ではなく、「この資金と経験を活かして、次はこんな面白いことができるんじゃないか?」って、ワクワクが止まらない状態なのかも!
理由2:「社会とのつながり」と「誰かの役に立つ喜び」は何物にも代えがたい!
人間って、やっぱり一人じゃ生きていけない「社会的な生き物」。
どんなにお金があっても、誰とも関わらず、誰からも必要とされなかったら…想像するだけで、ちょっと寂しくないですか?
仕事は、
- チームの仲間との一体感
- 顧客からの「ありがとう」という言葉
- 自分の仕事が社会の何かを良くしているという実感
こういった「つながり」や「貢献感」を与えてくれます。
これって、お金では買えない、心の栄養ドリンクみたいなもの。
特に、自分が情熱を注げる分野で社会貢献できているとしたら、それはもう最高のやりがいですよね。
理由3:脳が喜ぶ!「成長」と「挑戦」のドーパミンループ
「もう学ぶことなんて何もないよ~」なんて言ってる成功者、見たことあります?(少なくとも私はない!)
むしろ逆で、成功している人ほど、新しいことを学んだり、難しい課題に挑戦したりすることに貪欲だったりします。
これ、心理学的に言うと、「有能感の欲求」(自己決定理論より(Wikipedia) )が満たされるからなんです。
新しいスキルを身につけたり、困難を乗り越えたりすることで、「自分、できるじゃん!」っていう自信と達成感が得られる。この快感が、また次の挑戦へのモチベーションになるんですよね。まさに「成長のドーパミンループ」!
お金の心配がないからこそ、
- 「失敗したらどうしよう…」というプレッシャーから解放されて、大胆なチャレンジができる。
- 短期的な利益にとらわれず、長期的な視点で本当にやりたい研究や事業に没頭できる。
こんな風に、経済的自由が「より純粋な知的好奇心」や「挑戦心」を後押ししているケースも多いんです。
仕事が、最高の「学びの場」であり「自己成長のジム」になっている、というわけ。
理由4:「築き上げたもの」への愛着と責任感
一代で財を成した起業家や、長年かけて専門性を高めてきたプロフェッショナルにとって、自分の会社や仕事は、まるで我が子のような存在かもしれません。
- 「この事業をもっと大きくしたい!」
- 「この技術を次の世代に伝えたい!」
- 「自分が始めたこのサービスで、もっと多くの人を幸せにしたい!」
そこには、単なる金儲けを超えた、深い愛着と責任感が存在します。
自分が情熱を注いで育ててきたものを、簡単には手放せない。むしろ、それを守り、さらに発展させていくことに大きな意義を感じているんです。
これを心理学者のエリクソンは「次世代育成能力(Generativity)(Wikipedia) 」なんて呼んだりします。次の世代のために何かを残したい、という想いですね。
理由5:ぶっちゃけ、「ヒマ」は意外とツラい?刺激とリズムを求めて
「毎日が日曜日なんて最高じゃん!」って思いますよね?
でも、実際にそうなってみると…最初の数ヶ月は天国でも、だんだんと「何かしなきゃ」というソワソワ感や、社会から取り残されたような孤独感を感じる人も少なくないと言います。
仕事って、実は生活に「適度な刺激」と「リズム」を与えてくれる大切な要素。
朝起きて、何かに集中して取り組んで、達成感を得て、夜はぐっすり眠る…。このサイクルが、心身の健康にも繋がっているんですよね。
もちろん、趣味やボランティアに打ち込むという選択肢もあります。
でも、長年ビジネスの世界で戦ってきた人たちにとっては、仕事のスリルやダイナミズム、そこで得られる人間関係が、何よりの「生きがい」になっているのかもしれません。
まとめ:お金は「自由へのパスポート」、使い道は自分次第!
というわけで、「財を成した人が仕事を辞めない理由」を深掘りしてきましたが、いかがでしたか?
彼らにとって、お金は「何もしたくない自由」のためではなく、「本当にやりたいことを、やりたいようにやるための自由」を与えてくれるパスポートなのかもしれません。
もちろん、経済的自由を得て、仕事から完全にリタイアし、趣味や家族との時間を満喫する生き方も素晴らしいです。それは個人の価値観次第。
ただ、もしあなたが将来、経済的な目標を達成したとしても、「さあ、これで上がり!」と全てをリセットするのではなく、
- 本当にやりたかったことは何だろう?
- この経験や資金を活かして、どんな新しい挑戦ができるだろう?
- 誰かのために、社会のために、自分に何ができるだろう?
そんな風に考えてみると、お金の先にある、もっとワクワクするような人生のステージが見えてくるかもしれません。
「お金のために働く」から「働くことを楽しむ」へ。
そして「自分のため」から「誰かのため」へ。
この変化こそが、財を成した人が働き続ける、一番の原動力なのかもしれませんね。
この記事が、あなたの「働く意味」を考えるきっかけになったら嬉しいです!
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございます!