1日の終わりに心を整える。「感謝日記」に書くことリスト

「今日も疲れたな…」
そう思って1日を終えるのは、少しもったいないかもしれません。

忙しい毎日の中では、ついネガティブな出来事や「できなかったこと」に意識が向きがちです。しかし、ほんの少し視点を変えるだけで、私たちの周りには感謝すべきことが溢れています。

そこでおすすめしたいのが、1日の終わりに書く「感謝日記」です。

感謝日記とは、その日あった「ありがたいこと」「嬉しかったこと」を書き出すシンプルな習慣。続けることで、幸福感が高まり、ストレスが軽減され、自己肯定感が向上するなど、多くの科学的なメリットが報告されています。

この記事では、「感謝日記に何を書けばいいかわからない」という方のために、感謝すべき内容をフレームワークで整理し、具体的なリストとしてご紹介します。

目次

なぜ感謝日記は「夜」書くのが良いのか?

寝る前の時間は、1日を振り返り、心を落ち着かせるのに最適なタイミングです。感謝の気持ちで心を満たして眠りにつくことで、リラックス効果が高まり、睡眠の質も向上します。また、ポジティブな気持ちで1日を締めくくることで、翌朝を前向きな気分で迎えられるようになります。

感謝の対象をMECEに分解するフレームワーク

感謝すべきことは、無限にあります。それを整理するために、ここでは感謝の対象を「自分(内側)」「自分以外(外側)」という2つの大きな軸で分類し、さらに掘り下げていきます。

(※ここにMECEな分類の図解を入れると、より分かりやすくなります)

  1. 【自分自身への感謝】
    • 1-1. 自分の「存在・身体」へ:当たり前すぎて見過ごしがちな、自分の肉体や健康への感謝。
    • 1-2. 自分の「行動・努力」へ:今日1日頑張った自分自身の行動や意志への感謝。
  2. 【自分以外の全てへの感謝】
    • 2-1. 他者(人)へ:家族、友人、同僚など、他者との関わりの中で生まれた感謝。
    • 2-2. モノ(物質)へ:生活を豊かにしてくれる、身の回りのモノへの感謝。
    • 2-3. 環境・出来事へ:天気や自然、社会インフラ、起きた出来事そのものへの感謝。

このフレームワークを使えば、感謝のアンテナを多方面に張ることができ、「書くことがない」と悩む日がなくなります。

【具体例70選】今日から書ける感謝日記リスト

上記のフレームワークに沿って、具体的な感謝の例をリストアップしました。ぜひ、この中から今日のあなたに当てはまるものを探してみてください。


1. 自分自身への感謝

まずは、最も身近な存在である「自分」に感謝を向けましょう。

1-1. 自分の「存在・身体」へ

  • 今日も目覚めることができたこと。
  • 健康で、大きな病気や怪我なく過ごせたこと。
  • 美味しいごはんを食べられる丈夫な胃腸があること。
  • 自分の足で好きな場所へ歩いて行けたこと。
  • 美しい景色を見ることができる目があること。
  • 好きな音楽を聴ける耳があること。
  • 温かいお風呂が気持ちいいと感じられる身体があること。
  • 深い呼吸ができて、リラックスできた瞬間。
  • ぐっすり眠れる場所と時間があること。
  • 困難な状況でも、心が折れなかった自分の精神力。

1-2. 自分の「行動・努力」へ

  • 朝、眠い目をこすって起き上がれた自分。
  • 難しい仕事や課題に、諦めずに取り組んだ自分。
  • 人に親切な言葉をかけることができた自分。
  • 面倒な家事を、後回しにせず片付けた自分。
  • 新しい知識を学ぼうと本を読んだり、調べ物をした自分。
  • 誘惑に負けず、健康的な食事を選べた自分。
  • 誰かのために時間や労力を使えた自分。
  • 勇気を出して、自分の意見を伝えることができた自分。
  • いつもより少しだけ頑張って運動した自分。
  • 笑顔で挨拶ができた自分。

2. 自分以外の全てへの感謝

次に、自分の外側にある世界に目を向けてみましょう。

2-1. 他者(人)へ

  • 家族が「おはよう」「おやすみ」と言ってくれたこと。
  • 友人が面白い話で笑わせてくれたこと。
  • 同僚が仕事を手伝ってくれたこと、アドバイスをくれたこと。
  • 店員さんの丁寧な接客や笑顔。
  • 電車で席を譲ってくれた人。
  • SNSでの励ましのコメントや「いいね」。
  • 美味しい料理を作ってくれた人(家族、お店のシェフなど)。
  • 過去にお世話になった先生や先輩の言葉を思い出したこと。
  • 遠くに住む両親が元気に暮らしてくれていること。
  • 子供の笑顔や成長を感じられた瞬間。

2-2. モノ(物質)へ

  • 雨風から守ってくれる家。
  • ふかふかで温かい布団。
  • 仕事や勉強に欠かせないパソコンやスマートフォン。
  • お気に入りのマグカップで、ほっと一息つけたこと。
  • 書き心地の良いペンとノート。
  • 好きな音楽を再生してくれるイヤホン。
  • 寒い日に体を温めてくれるコート。
  • 今日着たお気に入りの服。
  • 美味しい水がいつでも飲める蛇口。
  • ページをめくるだけで新しい世界を見せてくれる本。

2-3. 環境・出来事へ

  • 気持ちの良い晴天や、窓から差し込む朝日。
  • 心を落ち着かせてくれる雨音。
  • 季節の移ろいを感じさせてくれる道端の花や紅葉。
  • 時間通りに来てくれる電車やバス。
  • 安全に道を歩けるように整備された道路。
  • インターネットを通じて、世界中の情報にアクセスできる環境。
  • 楽しみにしていたテレビ番組や映画が見られたこと。
  • 一見ネガティブに見えた出来事から、学びや気づきを得られたこと。
  • 何も特別なことが起こらなかった、平和な1日そのもの。
  • 美しい夕焼けが見られたこと。

感謝日記を続けるコツ

  1. ハードルを下げる:「3つ書く」など、簡単なルールから始めましょう。1つでも構いません。
  2. 専用のノートを用意する:お気に入りのノートとペンを用意すると、書くことが楽しみになります。スマホのメモアプリでもOKです。
  3. 完璧を目指さない:書けない日があっても自分を責めないこと。「また明日書こう」と気軽な気持ちでいることが長続きの秘訣です。

まとめ

感謝日記は、日常に隠された小さな幸せを再発見するための魔法のツールです。

「自分」と「自分以外(人・モノ・環境)」という視点で1日を振り返ることで、感謝の種は無限に見つかります。

今夜、眠りにつく前に、たった3分だけ時間を作ってみませんか?
今日のあなたは何に感謝しますか?

その小さな習慣が、あなたの明日を、そしてこれからの人生を、より豊かで穏やかなものに変えてくれるはずです。

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次