「あー、また悲しいニュース…なんだか気分が落ち込むな」
「友達のキラキラ投稿、見てると焦る…私、このままでいいのかな？」
スマホを開けば、いつでも世界と繋がれる。
便利だけど、それって本当に良いことばかりでしょうか？
気づけば、自分には関係ないはずのニュースに心を痛めたり、誰かの楽しそうな生活と自分を比べて落ち込んだり…。
それ、あなたのせいじゃありません！
私たちは、知らず知らずのうちに「情報の食べすぎ」で、心が重たくなっているだけなんです。
この記事では、そんな「心の便秘」をスッキリ解消する、とっておきの方法「メディア断食（メディア・ファスティング）」をご紹介します。難しくないので、ぜひ気軽に読んでみてくださいね。
なんで？ 見てるだけなのに、心が疲れちゃう理由
「ただスマホを見てるだけなのに、なんでこんなに疲れるの？」
それには、ちゃんとした理由があるんです。ちょっとだけ、脳の仕組みをのぞいてみましょう。
- もらい泣きしちゃう「共感スイッチ」
テレビでつらそうな人を見ると、自分も悲しくなりますよね。実は私たちの脳には、他人の気持ちを自分のことのように感じる「共感スイッチ」が備わっています。だから、遠い国の悲しい事件でも、まるで自分の身に起きたかのようにストレスを感じてしまうんです。 - ネガティブな情報に惹かれちゃうワナ
ニュースって、なぜかドキッとするような事件や不安になる話題が多いと思いませんか？ 人間の脳は、昔からのクセで、良いニュースより悪いニュースに強く反応しちゃうんです。メディアはそのことを知っているから、私たちはついついネガティブな情報に引き寄せられて、心をすり減らしてしまうんですね。 - スマホを見てるだけで「脳の電池切れ」
「次は何を見ようかな？」「この人、フォローする？しない？」
実は、こんな小さな判断を繰り返すだけでも、脳のエネルギーはどんどん減っていきます。スマホをダラダラ見ているつもりが、気づけば脳はヘトヘト。「大事なことに集中できない…」なんてことになるのは、これが原因かもしれません。
「メディア断食」って、どんないいことがあるの？
メディア断食は、スマホをポイっと捨てることじゃありません。
「今の私に、本当に必要な情報ってなんだろう？」って、情報の好き嫌いをハッキリさせる、わがままになる練習みたいなもの。
これを始めると、びっくりするくらい良いことが起こりますよ！
1. 「ま、いっか！」が増えて、心が軽くなる
SNSからちょっと離れるだけで、「人は人、自分は自分」って思えるようになります。誰かと比べる時間が減るから、心がザワザワしなくなるんです。自分の「好き」に集中できて、気持ちがスーッと穏やかになりますよ。
2. 驚くほど、目の前のことに集中できる！
ピコン！ピコン！と鳴る通知がなくなると、仕事や勉強がめちゃくちゃ捗ります。「あ、気づいたらもうこんな時間！」なんて、ゾーンに入ったような体験ができるかも。
3. 「現実の楽しみ」を再発見できる
スマホを見ていた時間で、何をしますか？
読みたかった本を読む、友達とくだらない話で笑い合う、きれいな夕焼けをのんびり眺める…。画面の中にはない、本物の「楽しい」や「心地いい」が、あなたの毎日を彩ってくれます。
ズボラさんでも大丈夫！今日からできる「ゆるっと断食」3ステップ
「よし、やるぞ！」と意気込んでも、続かないと意味がないですよね。
だから、まずは簡単なことから始めてみましょう。
- ステップ1：「スマホおやすみタイム」を作る
「夜ごはんの時間は、スマホはテーブルの隅っこに」「寝る前の30分は、触らない」みたいに、簡単なマイルールを決めてみましょう。これだけでも、効果は絶大です！ - ステップ2：情報の「蛇口」をちょっとだけ締める
- 通知はオフが基本！：緊急じゃないアプリの通知は、思い切ってオフに。「見たいときに見る」のが、心の平和のコツです。
- 人間関係ならぬ「情報関係」の断捨離：見ていてモヤッとするアカウントや、読んでないメルマガは、そっとフォロー解除。心が喜ぶ情報だけを残しましょう。
- ステップ3：情報の「質」にこだわってみる
流れていってしまうSNSの情報より、じっくり楽しめる本や映画に時間を使ってみませんか？すぐに役には立たなくても、あなたの心を豊かにしてくれるはずです。
おわりに：情報を選ぶことは、自分を大切にすること
情報があふれる今の時代、何を見て、何を見ないか。
その選択は、私たちが思っている以上に、自分の心に大きな影響を与えます。
メディア断食は、情報に振り回される毎日から抜け出して、「自分の時間」と「心の元気」を取り戻すための、優しいお守りのようなもの。
今日、寝る前の15分だけでも、スマホをそっと置いてみませんか？
きっと、いつもよりぐっすり眠れて、気持ちのいい朝を迎えられるはずですよ。
